歌方 / うますけP feat.初音ミク

歌方 /    うますけP feat.初音ミク

ある人魚のお話です。世界は儚く残酷で、それ故に美しい。コメントコピペ用☁︎︎⋆。˚✩⃛・ :.。.☁︎︎⋆。˚✩. ・゚.:*・゚☁︎︎⋆。 ੈ✩‧°꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖ ꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖作詞 作曲うますけPBASSko  X( https://x.com/ko_xotic )動画 イラストはとたとた  X( https://x.com/art_htt )人間が空に憧れるように人魚もまた地上に憧れを抱く。知りたいという欲は誰にも止められないものだ。今まで集めた知識や、これまで積み重ねた海の中での当たりまえ「歌い方」を忘れることを恐れず、空へと旅立つのだった。物語で読んだようにはうまくいかず、出会ったのはとある少女。私を引く彼女の手は海で感じたことのないあたたかさでこれが地上に生きる人間なのかと感動していると、海に慣れた私には眩しすぎるほどの世界を見せてくれた。人は星の形をヒトデの形に模したり、草木を目でなく香りや音で楽しんだり、私たちよりももっともっと想像力が豊かでまるで蓋のない世界を目一杯楽しもうとしているように見えた。彼女は大きな荷物を持っていたので何かと尋ねると「ギター」というものだと教えてもらった。何か少し暗い顔にも見えたが私は地上の歌を、音楽を知りたかった。歌い方を忘れてしまっても聴くことはできるのだから。彼女の声はまるで海のようだった。花火の音と共に終わりの時間が近づいていた。昼間みた花とは全く違う空の花、一瞬で散りゆく儚さに美しさを覚えた。ああ、簡単じゃない、簡単じゃないからこそ世界は美しいのか。地上はまだ昼の日差しの暑さを残したままで私にはこたえた。次の花火が上がったら彼女の横から姿を消そう。最後に見た彼女の横顔はとても綺麗で恋や愛とは違う心のゆらめきを感じた。これも花火や星と一緒の美しさなのだろうか。大きな花火の音と共に私はその場を離れた。彼女が花火を見て嬉しそうに横を見ようとする姿が見えた。楽しかったよ。ありがとう。心地のいい波の音、私はどこまで行っても海が故郷なのだ。やけそうな体を海の中に沈めていった。不思議と心は落ち着いていた。私なのか、海なのかわからないほど私は海に溶け込んでいく。水面には天を超えんとする花火がゆらめいて見えている。彼女の手の温かさを思い出しながら「泡沫」になっていく。あぁ、彼女の歌を歌いたかったな。最後まで涙は落とせなかった。海は全て私を攫っていったのだ。

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