2024 年3 月、アメリカで一冊の奇妙な本が発売された。タイトルは Japan’s Holocaust。ホロコーストとはナチス・ドイツのユダヤ人政策に関して使われる用語で、日本とは何の関係もない。しかも、「日本のホロコースト」の規模は約3000万人(2989万7751人、P191)だそうで、ナチス・ドイツをはるかに超える。学問的な反証・検証の手続きは一切行われていない。 ①程度の低い反日トンデモ本として無視するか、②そのデタラメさを解剖するか、2 つの道がある。私達は後者の道を選ぶことにした。著者Bryan Mark Rigg は学術書めかして1564件もの注記を付け、海兵隊出身で陸軍大学で教鞭を執っている学者だと自己宣伝している。来年の「戦後80年」を機に、この手の宣伝が熾烈になる可能性もある。公開研究会へのご参加と情報提供を呼びかけます。