星降る夜の物語栞を挟んだままの小説みたいに終わりが来ないままで閉じ込めておきたいこんな夜の片隅にふたり手を繋いで「離れないで。」って言った永い長い物語の終わりなのにさみしい気持ちと同じくらいにこんな素敵な最後ならばいっそ「もういいよ。」なんて思ってしまうのふたりはこれから最後の歌を歌ってまた何かを確かめあって約束を交わす星の降る夜に咲いた花びらみたいなこの思いさえ消えるけど溢れだしたこの言葉も痛みも全部あなたに捧ぐから星の降る夜がこのまま明けてあなたのいない朝に続いていてもすべて忘れてしまってもきっとそれでいいと思える気がするの願い事をしようまだ街灯がスポットライトみたいにふたりを照らすまで星屑の砂浜に足跡を並べて他愛無い話をもう少しもう少しだけをあともう少しふたりはこれから最後の歌を歌ってまた何かを確かめあって約束を果たす星が降る夜に咲いた花びらみたいなこの思いは流れ星の燃え尽きていく光の中で忘れていくのあなたが抱えた悲しみを 背負いきれないほどの過去をあなたが犯した間違いのそのすべてをふたりが描いた幸せを 偽りのような優しさを苦しくなるほど抱きしめて今さよならをしようさよなら。