表面:フォカス皇帝裏面:右手に杖、左手に十字架を持つ天使、下に「CONOB」※CONOB(コンスタンティノープル製の純金)ソリダス金貨は、4世紀のローマ皇帝・コンスタンティヌス1世の時代よりローマ帝国・東ローマ帝国で鋳造された金貨の総称になります。ゴールドの純度はかなり高く、11世紀頃まで東ローマ帝国の内外で流通していたため「中世のドル」とも呼ばれています。中世フランスや南米などで使われた通貨のソル(Sol)、中世イタリアで使われたソルド(soldo)、中世スペインで使われたスエルド(sueldo)はソリダスに由来しています。また、現在もペルーではヌエボ・ソルという通貨が使われています。ソリダスの頭文字「S」は、現在の米ドルの$の記号の原点とも言われています。ビザンツ帝国は、東西に分割統治されたローマ帝国の東側の継承国になります。330年にコンスタンティノポリス(現在のイスタンブール)を首都として建国、約1100年余りにわたって存続しました。「ビザンツ帝国」と呼ばれるようになったのは7世紀ごろからと言われています。ビザンツ帝国はキリスト教を国教とし、その後の東方正教会の発展に重要な役割を果たしました。幾多の戦争や外交によって領土を拡大し、その領土は現代のギリシャ、トルコ、イタリア、エジプト、シリア、イスラエルなどにまで及びました。しかし、次第に弱体化し、1453年にはオスマン帝国によって征服されてしまいました。その後もビザンツの文化や遺産は、東方正教会や西洋文化の発展に影響を与えました。今回ご紹介のコインは、フォカス皇帝の統治の時代に鋳造されたソリダス金貨です。フォカスは602年から610年までビザンチン皇帝を務めました。その統治は混乱と脆弱さに満ちていました。アフリカ総督ヘラクレイオス大王が反逆し、フォカスの統治は崩れ始めました。最終的には、フォカスを処刑して自らを皇帝として宣言。内外の問題に適切に対処できなかった統治の甘さが、自らの失脚を招ねいた形になりました。 ▼詳細は商品ページにてご確認ください。 ビザンチン帝国 フォカス皇帝ソリダス金貨(AD602~610)【ChMS 5/5-4/5】 https://www.antique-coin-sanctuary.com/resp/items/page/?id=77