ノンフィクションみたいな楽曲だった。「人間は理由もなしに生きていくことはできないのだ。」哲学者アルベール・カミュの言葉を真っ先に思い出した。カミュはそれでも人間は生きることで自分の意味を作り出すことができると言った。ただ今ここにある生を受け入れることが人間にとっての本当の強さなのかもしれないし、この考え方は、本楽曲「死ぬとき死ねばいい」と共鳴しているのではないだろうか。生きることに対して肯定的でなくてもいいと、ただ今あればいいと。だから、"必死に働いて、金を稼いで、僕は許されたのに。"いつまでも許されない気がしてならない日々を生きてしまっている。孤独、苦しみ、そんな世界の毒と日々向き合う中で、「自分の存在には価値がない」と感じてしまわないだろうか。この音楽に辿り着いてくださったあなたも、どこか思う日々があるのではないだろうか。「求めるばかりで与えられず、ついに人知れず泣いてしまった」「愛する人が、どうやったって自分のものにはならないと知って将来が見えなくなってしまった」「夕焼けの美しさに、せせらぐ海の音に、心が動かなくなってしまった」「今日やろうを何度も繰り返して若い才能を恨むだけになってしまった」そんな「あなた」に、私は会いたかった。ずっとだ。どうせ意味なんて探そうと、"それなり"しか見当たらないかも知れない。だが案ずるな、それでも私は生きている。死ぬとき死ねばいい。 魔韻/mine◆Original 作詞・作曲・編曲:カンザキイオリ(@kurogaki0311) マスタリング:友達募集P(@tomobop) 監督:大野悟 イラスト:orie(@orie_h) アニメーション:asano66 / 藍色ソーダ(@_soda_01) 背景美術:Merrill Macnaut(@k_i0624) タイポデザイン:岩佐知昂 モーションタイポグラフィー:yujureal works(@yujureal_works) CGディレクター・コンポジット:涌元智崇 制作:青木史耕 プロデューサー:石井龍 https://www.youtube.com/watch?v=C0yZmdpMtVY ◆Credit Vocal:魔韻 https://x.com/worldismine_jpMix :大福みっくす https://x.com/daifuku_wagasi ◆Profile魔韻/mine元界隈民。哲学者、作詞家。