模倣犯は胡蝶の夢を見る/初音ミク【紫村クラリ】

模倣犯は胡蝶の夢を見る/初音ミク【紫村クラリ】

無色透明祭2に投稿した楽曲です。よろしくお願いします。TeaSoda / ティーソーダ様のイラスト『割と夏寄りのロック』をお借りしています。 https://piapro.jp/t/bL_G ◇歌:初音ミク◇曲・動画:紫村クラリ  https://twitter.com/simulacrary ◇ギター:Joe Uguisu  https://twitter.com/nightinguitar ◇ベース:坂元優真  https://twitter.com/momochan_yusuke ◇イラスト:TeaSoda / ティーソーダ様  https://twitter.com/teasodart ◇off vocal  https://t.co/bxRxL6Zt9l ◇YouTube  https://youtu.be/VVGXa5wW8iU ◇歌詞思い描いてきた僕らの人生は順風満帆と言うには余りに退屈で、口付けなかった酎ハイのロングを何遍も冷やすような日々だった。何を恥じるような生涯でもないが、胸を張れるような何かも無いような、「分からない」を分からないままにしたどうしようもない大人がそこに立っていた。エンドロールにはまだ遠いけど、眠る街指す針を見ている。ありふれた今日を愛してしまえば、呑み込んだ言葉を吐いて捨てれば、指先に留まった恋慕のようにまた違う明日があっただろうね。海が月を呑んでしまった昨日も、星隠した街の狂気が躍って。それでも雲ひとつ無い僕等、今も空が青いまま。誰を待っているんだ?「それ」が廻り出した。ドライな愛で肺が溺れた。巡る狂気、眠る動悸、心臓が潰れた。徘徊する人形、相対する恐怖、喉を掻き毟る記憶。「いつから大人になったの?」エンドロール、皆、見向きもしない。流れる文字の端をなぞる。太陽に誰より迫った向日葵も、今じゃ萎らしさを覚えたらしい。瓦礫の雲と虹の向こうで、天使が次の矢を番えている。街を吹き飛ばした夏の残滓が、僕の背を押すように燻ったまま。残された雲が雨を連れて、星の空に流れていく。たった今、全部気付いてしまった。どれだけ綺麗事を連ねたって、恙無く埋めた僕の記録は真っさらな白紙ひとつのままで。月を目指していた筈の昨日も、伸ばす手は空さえ掴めなくて。正しく何も知らない僕等、今も空は青いまま。誰かがそこで待っているんだ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm44539091