「おはよう、お主を待っておったぞ」『十王学園長! おはようございます(あれ…俺何でこんな所にいるんだ)』「お主には今日から、アイドルをプロデュースしてもらうと伝えておったが…素晴らしい結果を期待させてもらう。わしは甘くないぞ」『(ん、俺には藤田さんがいるのを知らないのか…?)』「では、プロデュースの説明は根緒先生に任せて…」『? あさり先生はどこにも…あっ!?(ソ、ソファの裏で誰かが倒れてる!?)』「…ふぁ〜? 何ですか急に大きな声出して」「ね、根緒先生…なぜ床で寝ておる」『(さすがは普段から生徒に眠気を付与してるだけあるな…)』「まず、今回のプロデュースの目的についてですが…。ワンダーアイドルノヴァ・グランプリ…通称"W.I.N.G."への出場を目指して下さい」『え、"初"じゃなくてですか…?』「少しアドバイスをするが、お主はツバサ学園のPじゃ。担当のアイドルと他のアイドルを交流させ…」『ツバサ学園!?(…そうか。"明晰夢"ってやつだ、俺夢見てるのか…)』こうして、夢の中の世界で藤田のプロデュースが始まった。レッスンはアイドルが自主的に行ってくれるので"事故る"心配はなかった。また藤田の本調子を引き出すべく取らせていた"休み"がレッスンや営業のトラブルを遠ざけていたので、そういう意味でも順調だった。『選択肢の"結果"が見えないっ!?』「どっどしたんすか!?」『い、いえ…お出かけの行き先を決めようと思ったのですが…』『(いつもなら"こう行動すれば、こういう物が獲得出来る"みたいな結果が見えていたのに…。この世界じゃ通用しないのか…!?)』「…あれ、Pそれメモ帳です? 新しいの買ったんですね」『メモ帳?』『(な、何だコレ。"それぞれの行動の結果"が全て網羅されている…! それに加えて、アイドルが喜びそうな受け答えまで…!)よし…コレさえあれば行けるぞ!』「今日のP、独り言多いな…」その後のプロデュースも何とか進み…遂に迎えたW.I.N.G.の日。準決勝にて、得意のDaやViに強烈なライバルがいた事もあって苦戦はしたものの辛勝。決勝はダンベルを持ったライバルの美声が印象的だったが、この世界の理を熟知したPにより流行は操作済み。審査員一同を満足させた藤田は、見事優勝を果たしたのだ。『やりましたね。藤田さん』「はい。ファンの方々もこんなに沢山増えて…あたしすっごく嬉しくて…」『そうですね。そして何より朗報なのは…』『ガシャの石が6000個も手に入ったって事ですかね!』「でっすよねぇ〜〜〜♡」この後めちゃくちゃ最低保証引きまくった。