今回は Article 30~32。前回の「情念の定義」でちょうどよく一区切りがついて、今回はいわゆる心身合一の話題になります。魂は身体のどこか一点ではなく全体と結びついているが、とりわけ脳の中の小さな腺(松果体)でその機能を行使するという、かの有名な説を語るデカルト。その過程でデカルト二元論の基本的な考えについても少し詳しく説明しました。現代人からするとデカルト的二元論の想定はいろいろと認めがたいものを含むかと思われますが、その前提の上でデカルトはどう筋を通して考えようとしたか、をしっかり読んでいきたいところです。