ピスケス - 双葉湊音

ピスケス - 双葉湊音

ㅤ魚になって逃げ出せたらどれだけ良いだろう。どこまでも青い温もりに包まれて生きていく。自分を抱きしめてくれるには、大気というものはあまりに冷たく、雲を掴むようで虚しい。うお座の成り立ちは、確か魚になって怪物から逃げ出すところからだという。ㅤ生徒に慕われたらしい。難儀なものだなと思う。冬の澄んだ青に彼女らの若さが重なる。ため息が煙草の香りに混ざって青天井に解けていく。ㅤ春はまだ来ない。枯れ木の隙間に蕾はまだない。 sm43328121 ピスケス - Pisces歌唱 : 双葉湊音・花隈千冬曲 : お餅( https://x.com/omochidesuwayo )絵 : w01ke( https://x.com/w01ke_2 )歌詞ないものねだりだって疲れました今更青いのは見苦しいかな諦めばかり鬱陶しいのはそんな気力もないから虚しさはいつか枯れてしまった夕方過ぎの雨は嫌いでした細長い影が鍵穴みたいだ慰めばかり口を突くのは損ばかり数えるから青い顔の街灯が笑ったいつか死んだら魚になって心はきっと要らなくなって忘れられないことばかり淋しさになっていって、やり直せたら真面目になって愛を説くだけの器量を持って苦しみだけは残らないようにだけ吐いた泡に解けた夢だとか深く今も泳いでいるサイダー越しに愛した夏だとか冷めきった手がただ空を切るままに消える悪者気取りだって疲れますが君なら笑うと思うし別にいいかな「死にたい」だとか言って居られるのも君には時間があるから淋しさはもう埋まらなくなったいつか僕ら砂粒になって心はきっと要らなくなって忘れたくないことばかり波風になっていって春が来るから煙になって空いた口から君を逃がして苦しみごと零れ落ちるようにだけもがいた泡に解けた思い出とか深く今も憶えているファインダー越しに愛した夏だとか冷めきった手はただ何も救えぬままいつか君も責任が生って心ばかりも買えなくなって「救いたい」と思うことの傲慢がいやに分かってやり直せたら真面目になって振りほどくだけの器量を持って苦しみだけは目を背けぬようにだけ吐いた泡に解けた夢だとか強く今も想っている愛したあの日の僕ら、何もかも消せない、今も

http://www.nicovideo.jp/watch/sm44675065