『星南さん…その視線に俺が気付かないとでも?』「あら、私とした事が…。う、迂闊だったわね」『いつものそれとは明らかに異なる眼力を感じました。ひょっとして…スカウター使ってました?』「そこまでお見通しなら、白状した方がいいわね…。ええ、あなたの事、スカウターを使って見ていたの。実は最近、スカウターの性能が少しだけ強化されたみたいだったから」『性能の強化、ですか。察するに、今まで見れなかったようなパラメータが表示される、といったところですかね?』「あなた全部説明してくれるのね…その通りよ。それで、あなたのPとしてのパラメータを確認したかったのだけど…まだ解析には時間がかかるみたいね」『なるほど。…無断で実験台にされるのは、あまり良い気はしませんね』「…ごめんなさい。今まで何の変化も無かったスカウターにも成長が見えて、舞い上がっていたわ。それに先輩のパラメータを解析すれば、今後Pとして求められる力量の具体的な目標が掴めると思って…」『それは殊勝ですね。それで…具体的な目標は掴めたんです?』「いいえ…声をかけられるまでの間、途中までしか見れなかったの。今の時点では相応の時間をかけないと、覗けないパラメータのようね…」『ふむ…さりとてこのままでは消化不良でしょう。確固とした目的があるのなら、解析を続けて構いませんよ?』「えっ…! で、でも…」プイッ『…何照れてるんですか』「あっあなたが意識してると知った上で覗くとなると…さすがに思うところはあるわよ。それに、目…。目が合ったら、きっと恥ずかしくなって解析が中断されてしまうわ」『難儀なスカウターですね…改良は今後に期待するとして。要は俺の情報を共有出来れば良い訳ですね?』「え? ええ、まあスカウターのテストも兼ねているのだけれど、あなたの情報が手に入れば…んむっ!?」『ぷはっ…星南さんの唇、柔らかいですね』「な、ななな…!」『ご存知ですか? キスをすると1秒間に2億個の細菌が口の中を行ったり来たりするんです』「それ…昔、豆しばで聞いた事あるわ…」『つまり、キスは互いの身体の情報を交換する手段として有用という事ですね。どっちみち恥ずかしい気分にあなたはなるんです。であればこちらの方が的確な手段でしょう。効率も、俺達の満足感も…ほらこっち向いて…』「ん、ぁ…」『俺の情報、たっぷり出すので全部受け止めて下さいねっ…ん…♡』「う、う♡ んくっ…♡」最終的に下の口でも情報交換した。