概要 フィクションです。≪アナタ死ニ場所ハ一万キロ離レテイル≫ 10年ほど前、カナダに住む二人の登山好きのイヌイとイヌアという夫婦がいました。その二人は、日ごろから様々な山に登っては写真を撮っていました。彼らは結婚の際にある大切な約束をします。それは「ヒマラヤ山脈に登る、ないしはエベレストに登頂する」ことでした。 そして、3/12に二人はエベレストに登る約束をします。 それは、その約束の期限の一か月前の出来事でした。なんと、夫のイヌアが脳幹出血により倒れてしまったのです。イヌイは必至でイヌアの無事を願いました。しかし悲惨なことに、倒れた翌日にイヌアはなくなってしまいました。イヌイは何日も泣きました。ずっとずっと。そしてその約束の日が近づいてきます。 イヌイは何日も悩みました。山に登るべきか、登らないべきか。単純な選択に思えるかもしれませんが、それはイヌイにとって『愛を守るか、生を守るか』という大きな決断だったのです。なぜなら、エベレストへの一人での登山は大変危険だからです。しかし、イヌイはついに決断します。エベレストに登頂することを。 当日、エベレストに登頂するつもりでそこを訪れると多くの人に止められました。その人たちはイヌイに「危険すぎる」「死にたいのか」と言い続けました。しかしイヌイは「私は生よりも愛を守ると決めたんだ。」そう言って立ち去りました。 エベレストにつくとまるで自分が小さなダニのように感じるぐらい荘厳なエベレストの姿がそこにありました。イヌイは登り続けました。しかし、途中で霧に囲まれてしまいます。イヌイはそこで死ぬことを覚悟しました。必死の思いで、前足を前に出し続けたその時、目の前から霧が消えて世界全体が見渡せるようになりました。イヌイの目は輝いていました。そして、「あなたの死に場所は一万キロ離れている」そう言って、日が暮れていきました。この曲のillustrationは流汲さんからピアプロでお借りしました!ありがとうございます!流汲さんのTwitter↓Twitter:流汲( https://twitter.com/@chiritsumoyama3 )四か月ほど前の作品です。≪H.K.G.日陰のろうそくについて≫X↓ https://twitter.com/HKGhikageYouTube ↓ https://youtube.com/@HKG-bf9ue?si=2Kz1d2o7kkimckgB ニコニコ動画↓ https://www.nicovideo.jp/user/125024195