第二次世界大戦時ドイツ軍で運用されたユンカース Ju-88爆撃機。戦闘機不要論が大きく支持されていた1930年代敵戦闘機を振り切れる速度を発揮する高速爆撃機として開発されました。防御武装や爆弾搭載量は中途半端であり、爆撃機としての性能はそれほど高いとは言えなかったものの、使い勝手はよく、様々な戦場で広く使用されています。大戦中期以降はその高速性能と汎用性を生かして、地上攻撃機や、夜間戦闘機として活躍し大きな戦果を上げています。特に、夜間戦闘機としては、迎撃部隊の主力としてドイツ敗戦まで夜の空で戦い続け、多くの夜間戦闘エースパイロットを排出しました。Ju-88は、後継機に恵まれなかったこともあり、ドイツ軍の双発機としては最も多く生産され、最後まで第一線で戦い続けたのです。