ぷ に あ な D X part1

ぷ に あ な D X part1

ハーヴィンだと侮った訳ではない。主要都市から離れた街の闘技場で元帝国兵士師団長であった身分を隠し、トップ選手だったから慢心はあった。しかし、相手がヒラヒラの私服姿で木刀を持っていたら誰だって油断するだろう。『防具くらい付けたらどうだ?』『貴方の剣術を拝見しましたが、この大会は兵士が出場禁止なのは知っているでしょう。降参するなら穏便に済ませますが、如何しますか?』『証明するものはないだろ?』『降伏はしないと?』『する理由もないしな』ハーヴィンの女は俺に降伏の意志がないと分かると、俺に向けていた剣先を下ろして両手で構えた。それが試合開始の合図となり銅鑼が鳴り響いた瞬間、俺の視界から女が消えた。それを認識した瞬間には背中に凄まじい衝撃と痛みが走り、振り返ると視界の端に女の金髪が流れていくのが見え、咄嗟に剣を構えて横腹を狙った薙ぎを凌いだ。ハーヴィンとは思えない重い一撃、そして一撃一撃の反動全てが次の行動に繋がっていて、まるで台風の眼の中に閉じ込められたかのように全方位から攻撃が際限なく迫ってきた。守るので精一杯、いや、初撃で力量を測った上で守らされていたのだ。跳んだから当然上段だと読んで横に構えていた剣を女は下から叩き、反動で地面に足を付けると女の突きが鳩尾にめり込んだ。それで意識が飛び、目覚めたら興行主からは『出て行け』と言われて今に至る。女が高名な騎士というのは立ち振る舞いから感じ取れたが、勝負の決着に納得ができない俺はすぐに女を探し始めた。『次は命の奪い合いを』、躍起になって探していると意外にも女はすぐ見つかった。『だ、団長殿……意地悪ですよ…』『余裕だったでしょ?』『余裕だとしても……!こ、こんな服を着てる時に…!』女はまだ年端といかない人間の男と路地裏で口論していた。痴話喧嘩というほど険悪でもなく、木箱に乗って見下ろしている女も俺と戦っていた時とは違い羞恥で顔を赤らめている。『でも、綺麗だったよ』『っ、そう言えば私が怯むと思って…!』『シャルロッテさんは可愛いっ男は女を手玉に取っていたが、その軽口は女の唇が重ねられて遮られ、それからは二人とも背徳感を楽しむかのように耽っていた。歳下であろう男に抱き抱えられ、娼婦のような嬌声をあげて雌の顔を見せている女に俺は片手間に倒されたのだ。その事実を認められず、なのに二人の情事から目を離せない俺は疲れからか黒塗りの車にぶつかってしまう。車の主、タニ=ウォーカーに出された示談の条件とは…ジブンウルーファンタジー『どうして車は黒いのか』

http://www.nicovideo.jp/watch/sm44744177