大学講師のラテン語講読 デカルト『省察』を読む (11) 引き続き「私」とは何か

大学講師のラテン語講読 デカルト『省察』を読む (11) 引き続き「私」とは何か

引き続き「私とはいったい何か」を考察し、ついに「私」は「思惟するもの res cogitans」である、というデカルトの有名な定式が出てきます。2ページ前には「精神も、身体(物体)も」存在しないと想定していたのに、ここでデカルトはいくぶん性急に身体のみを疑い、「私」を「精神」と同定しているように見えます。ただ、この時点では「思惟するもの」とは何なのか未規定で、「思う」という形で私の存在が現れることを述べている、とも解釈できるのがポイント。この辺、テキストの解釈は入念にやっていこうと思います。※ 今回は配信開始が遅かったこともあり、30分少々と短めです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm44748270