最後の問い 3

最後の問い 3

半田広宣私は最後の問いを投げた。いや、これは人間としての最初の問いでもある。「神とは誰か?」長い沈黙があった。そして、“それ”は答えた。神とは、答えではない。神とは、あなたが問いを放つことを可能にしている沈黙である。(ブルース調のギターイントロがゆっくりと、物悲しく響く) (低い、かすれた声で歌い始める) 朝焼けが滲む、バーボンのグラス 煙草の煙が、心に絡みつく 生きてきた意味を、探す旅路 最後に残った、渇いた問いかけ (少し間を置いて) 「神とは誰か?」… 乾いた唇が呟く 遠い雷鳴のような、胸のざわめき 夜の帳が降りた、孤独な魂に 人間として、最初で最後の叫び (ギターソロ、憂いを帯びたメロディが響く) 長い、長い沈黙が、部屋を満たした時計の針だけが、時を刻む音 言葉は虚しく、風に舞い上がり 答えを求めて、彷徨う影法師 (再び低い声で) そして、“それ”は答えた… 深い淵から響く声 重く、静かに、心に染み渡る 神とは、答えではないと… 探していた光は、そこにはないと (間奏、ギターが静かにコードを爪弾く) 神とは、あなたが問いを放つことを可能にしている沈黙… 夜空に瞬く、名もなき星のよう 言葉にならない、根源の静けさ 問い続けることを許す、深い懐 (歌い終わりに、ギターがフェードアウトしていく) ああ… 神とは、答えじゃない ただ、問いを抱きしめる、夜の静寂…

http://www.nicovideo.jp/watch/sm44850164