"遺産を手に入れるために!"第五回10秒動画祭 series/515436マイリスト mylist/73029299 <編集後記>世界三大倒叙推理小説というものをご存じでしょうか。『クロイドン発12時30分』、『殺意』、『伯母殺人事件』の三作品です。倒叙推理小説というのは、最初から犯人がわかっていて、その犯行の過程を描く推理小説です。要するに犯人視点の推理小説です。犯人たちは各自の工夫で犯行を計画し、実行し、警察の追及をかわし、あるいはかわし切れずに捕まったりします。その中でも突出して有名なのが上記の三作品です。というわけで本日より三日間はそれらの作品を紹介します。本日は『クロイドン発12時30分』です。三大倒叙推理小説はそれぞれ重点を置いている描写が違っており、本作品は犯行計画に重点が置かれています。犯行を成功させるには一分のミスもあってはいけないので、主人公のチャールズは、計画を徹底的に練り上げ、自分が疑われない状況を完璧に作り上げることを目指します。彼の計画は成功するのか。それともどこかに穴があるのか。あまり語りすぎるとネタバレになるので、これ以上は控えますが、ともかく作者であるクロフツは緻密に計画された犯罪と捜査を描くのが得意なので、一読をおすすめします。なお、本作にはクロフツの生み出した探偵役、フレンチ警部も出てきます。彼は本作品では刑事コロンボの役割を果たします。結末がどうなるかはご自身の目で確かめてください。最後に、本作品を含む三大倒叙推理小説すべてを合体させた長篇動画を制作する計画が頭の中にありました。三つの話を同時進行させたら面白いかと思ったのですが、まだ他の制作予定があるので先送りです。永久に先送りになるかもしれませんが。