随分と前、大事な人を亡くしました。唯一の家族、そんな存在でした。そして、私だけが15の春を見ました。私はただ、貴方の遺言でありたいと、そう願いました。 言うなればこれは「ポエム」 あの日もそう、雨が降る夜だった。頬を伝う雨が温かったことを今でも憶えている。 家から追い出された彼は途方に暮れていた。裸足のまま傘も持たされず、濡れて黒く光る砂利道をただ歩いていた。一先ず何処か雨を凌げる場所まで行こうと思ったのでしょう、彼は近くの橋の下へと向かいました。随分と長い間雨にさらされた彼の部屋着は疾うにずぶ濡れで、重くなったあの足取りが果たして雨のせいだったのか。きっと、想像力があれば理解出来たのでしょう。 橋の下についた彼は座り込み、何か考え事をしていました。何を考えていたのか、当時の私には検討もつきませんでしたが今なら分かります。 貴方の最後の景色はどんな景色だったのでしょう。私にはこう写りました。晴れを待つ- Hopefully one day it will clear up.晴れを願った記憶、未だに鮮明で今、言葉ごときに刺され街を見下ろしてた逃げ場のない庭へ産み落とされもう、親指の無い傀儡な僕を狂わせて、壊してしまえさあ、止めるものなどもう亡いだろ明日の事などとっくに頭には無いのさでも、終わる前の景色はいつでも描いてた駄作なストーリー終わりさえ、暮らしの中に消えて浮かんでくただ、美しく散ることなどは無いの生きた記憶も濡れた頬ももう笑みの中へと溶かして仕舞え悲しみも孤独も殺せたら生きることなど容易いかな何度も晴れに縋るまた靄を纏ってく易しい世界よ終わりのない庭へ産み落とされでも、親指など切り捨てていけ狂わせた、全てを恨めさあ、止めるものなどもう亡いから 私、何もできなかったんです。もっと、もっと彼の傘になれていたら、きっと私は必要無くなっていた。 損ねた_───────────────────────────Music & Lyric - HARE( https://twitter.com/ha_____re_73 ) Movie - HARE───────────────────────────