1889年(明治22年)4月の町村制度の実施により上野川、野川、落合、葛尾の4か村が合併して誕生した(当初は津島村との組合村だったが1923年(大正12年)に分離)。2011年3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故の影響により、村内全域が警戒区域(3月12日指定)又は計画的避難区域(4月22日指定)となった。3月14日に村も独自に全村民に避難指示を出し、福島市を経由して会津坂下町に避難することとなった。その後、国は2013年3月22日に避難指示解除準備区域・居住制限区域・帰還困難区域に再編。帰還困難区域を除き2016年6月12日午前零時に避難指示を解除した。また、同区域の特定復興再生拠点区域については2022年6月12日に避難指示を解除した。第五次葛尾村振興計画の策定にあたり、2020年(令和2年)に葛尾村に住民票がある全世帯を対象に行われた調査では、既に葛尾村に戻っているが27.3%、戻りたい(今後5年以内)が5.5%、戻りたい(今後6年以降)が4.6%、まだ判断がつかないが30.7%、戻らないと決めているが23.1%、震災後に転入してきたが7.6%だった。原子力発電所事故後、仮役場を会津坂下町に設置したが、2011年6月15日に仮役場を三春町に移転した。その後、2016年4月1日より、全業務を本来の葛尾村役場で再開した。再生可能エネルギー(太陽光発電など)と蓄電池、スマートメーター、電気自動車(EV)を組み合わせたスマートコミュニティによる村の再生をめざしている。葛尾村では交通安全対策を推進しており、2001年(平成13年)まで36年間にわたり交通死亡事故がなく、村内における交通死亡事故ゼロ13,261日を達成した。これは、記録が残っている単独の自治体としては国内最長である。2001年以後も20年以上にわたって交通死亡事故ゼロとなっていたが、2022年(令和4年)に途絶えている。2016年4月より「しみちゃん」という名の、葛尾村の郷土料理「凍み餅」をモチーフにした葛尾村としては初のゆるキャラが誕生している。