大学講師の哲学講座 現代の「時間の哲学」(1)

大学講師の哲学講座 現代の「時間の哲学」(1)

古くから今に至るまで議論の尽きない主題「時間」についてです。まず現代哲学の時間論でよく問題になるのが、物理学の相対性理論を考えたときにどうなるのか、ですね。相対論にあっては「同時」は相対的になるので、(離れた場所同時の「現在」同士は同時だと考えた場合)客観的な「現在」を定めることはできない、ではどう考えるべきか――という話です。今回、まずは日本で行われた近年の物理学者と哲学者の論争から、やはりこの点が問題になっていることを見た上で、英語の総説論文から関連する論点を詳しく読んでいきました。なお、物理学の相対性理論そのものについては解説も多く出回っているので簡潔な説明に留めましたが、必要とあれば今後あらためて解説するかもしれません。さっそく、説明が下手だの対話する気がないなど現役の学者の悪口を言いまくっていますが、これがデフォルトですのでご注意ください。【動画中で参照した文献】森田邦久(編)『〈現在〉という謎』勁草書房、2019.Carlo Rovelli, L'ordine del tempo, Milano: Adelphi, 2017.Kristie Miller, "Presentism, Eternalism and the Growing Block" in: A Companion to the Philosophy of Time, edited by Heather Dyke and Adrian Bardon, Chichester: Wiley Blackwell, 2013, pp. 354-364. ( https://philarchive.org/rec/MILTGB-2 )

http://www.nicovideo.jp/watch/sm45092247