【近年の豪雨災害は人災だった】これまで私たちは徳川時代までに普請された河川の堤防や溜池、亦これを近代土木技術で改修した、まったくインフラが整備された国土の上で暮らしてきました。とりわけ強い水の力に耐えるために治水事業は常に改修が必要でしたが、古来ゆるがせにすることなく先達はこれに務め、健やかな国土を私たち子孫に遺してくれた。古事記の神代二之巻にかうあります、こゝに天ツ神、諸々の命(ミコト)以て、伊邪那岐ノ命・伊邪那美ノ命 二柱の神に「このタヾヨヘル國を修理(ツク)り固め成せ」と詔りごちて、天ノ沼矛を賜ひて、言依さしたまひき。この「修理(ツク)り固め成せ」といふ祖(オヤ)の教へを先達は大事にした。ところが頃日の日本人は、この天ノ沼矛を惜しげもなく捨てた。平成の御代になると、私たちは「既得権益!」「族議員!」「抵抗勢力!」などといふ政敵を糾弾する政治家の弁説を挙って支持し、これを己も盛んに口にして国にインフラの整備をやめさせた。たとへば支出する装置である経済企画庁を廃し、更にわが国の繁栄と国土の保全のために不可欠だった「全国総合開発計画」や「長期経済計画」をやめさせた。すなはち私たち有権者は「国民経済や国土保全のために何も支出しない政府」といふ、この上なく奇怪なものを懐疑せずに、これを漫然と、いゝえ盛大に支持し、現にそれをいま実現したのでした。その結果どうなったかを、視聴者の皆さんとこの動画で確認したいと思ひます。ミソラ通信────────────────関連書籍フルコトブミ|古事記 全巻 https://amzn.asia/d/ckl2lKq 電子書籍版 https://amzn.asia/d/ixmMu3u 本文と注釈は本居宣長の『古事記伝』を底本にしてゐますので、稗田阿礼が暗誦したまゝの古事記を再生し、しかも「これ一冊で足りる」詳しさ。────────────────舞台設定大東亜共栄圏の「旧友」たちが今日の日本について話します。アブ君とモハン君は実在の人物です。ふたりの出典は下のリンクをご覧ください。藤原岩市 著「F機関 アジア解放を夢みた特務機関長の手記」 https://www.basilico.co.jp/book/books/9784862381897.html モンスーンの友達「ノンフィクションで再生する祖父たちの現場」 https://amzn.asia/d/94Bkyos ────────────────声の出演:VOICEVOX青山龍星白上虎太郎雨晴はう