次→未定(あかり編)シリーズ→series/527543葵「…ふう、じっくり観察したかいがあったね。」茜「あの草食系ほっといたら動画ばっか作るから何かさせんとゆかりが可愛そうやしな。」あかり「で、どうだったの?」葵「うん…。お店の前でひったすらイチャついてた。」茜「…はっ?」葵「しかもチョコバナナ食べさせてた。」あかり「えぇ!?」茜「ほぉ…あいつも案外隅におけんなぁ。」葵「あの後チョコバナナを語り合ってたからゆかりんのアプローチだと思うけど…。」茜「何やのつまらん。」あかり「あの二人…もうそこまでいってたの?」葵「そう聞くと、案外進展は速いのかもね。」~おまけ「その後のマスター」~マスター「ふぅ…。美味い飯だった。屋台飯はいいねぇ。あの濃い味がたまらん。しかし、まさかゆかりと二人きりになるとは…事前に計画してたんだろうなあいつら。」マスター「ったくあいつら、俺等には俺らのペースがあんのに、勝手に介入すんなよな。色々困るんだよこっちは…。」(ゆかりはとてもいい子だ。多分この機を逃せば、これ以上俺の人生に浮ついた話はないだろう。)(不思議なものだ。小中高と女に嫌われ続けた俺が、まさか女と付き合うことになるなんてな…。ロボットだけど。)(…あのときのことは今でも覚えてる。露骨なまでの無反応。誰も口を利かない。まるで世界にたった一人取り残されたような感覚だった。)(あれ以来、女という生き物は残酷で卑怯でおぞましいのだと悟った。「裏切りは女のアクセサリー」そんな人間どもに付き合う価値などありはしない。)(…あの子はとてもいい子だ。裏切るそぶりを全く見せない。あの子に自由を与えても、その「自由」で俺のもとに戻って来る。)(信じられなかった。閉ざしていた心をこじ開けられた気分だった。ゆかりが俺にぶつけてきた愛は、そんな代物だった。)(…俺はそいつに負けた。こんなめんどくさい男に愛を与えた。もうあいつのいない日々が考えられなくなってきた。自分でも怖い。)(あの子はそういう子だ。大切にしたい。この機を逃せば、もうこんな日々は訪れないだろう。)(俺も女には慣れてないんだ。少しずつ距離を縮めていきたい。あの子と生きる時間を、大切にしていきたい。)(ハハ、女なんて一生信用しないと誓ったのに、コロッと態度変えちまった。)(チョロいな、俺も…。)