「ダゴン」といえばクトゥルフ神話を経て各種のファンタジー作品でお馴染みの方もいるでしょうが、本来は古代メソポタミアの神であり、旧約聖書にも登場しています。しかし、聖書での扱いはあくまで敵であるペリシテ人の神。本来はいったいどんな神だったのでしょうか。それを扱っているのが今回扱ったシュメッケルの論文です(Dagan は元の発音に近い表記。Dagon はヘブライ語形)。100年近く前(1928年)の論文ですが、古代メソポタミアの粘土板に取材したその内容は今でも基礎研究と言えるもの。それをドイツ語で読んでいきます。【扱った文献】Hartmut Schmökel, Der Gott Dagan. Ursprung, Verbreitung und Wesen seines Kultes (Inaugual-Dissertation), Borna-Leipzig: Universitätsverlag von Robert Noske, 1928.