EP「影」より 投影陰りと光の間で、その濃淡と深浅をたちどころに変えていく。だからこそ揺蕩い、何処にでも面影を見せる。◆作詞・作曲・編曲 : 夜風見◆歌唱 : 知声嗚呼……確かな形は何処にもなく。嗚呼……爪先から上は湖月のように、揺られる。もう、記憶にない頃から固形の容を失くしていて、遍く、陰りと光りを繰り返して。そう、喉から伸びた糸を辿ればここまで行き着くから夜風を見透かすくらいに気体や気配のまま捉えて突き抜ける光がぼくの背に影を投射する。人知れず、深さを増していく。眩さに、呑まれないように。降り注ぐ蜂蜜色の光には昏さが幾重にもまだらに溶けている突き抜ける光がぼくの背に影を投射する。人知れず、深さを増していく。眩さに、呑まれないように。月に浅く彫り込まれた陰影へ化けていく疾うにぼくに翼があるのなら静の海を目指して空を蹴る