デンマークを代表する哲学者キルケゴール(Søren Kierkegaard, 1813-55)の代表的な著作の一つ『不安の概念 Begrebet Angest』(筆名ウィギリウス・ハウフニエンシス Vigilius Haufniensis, 1844)を読んでいきます。今回で第1章第1節の終わりまで。アダムを例外的な立場に置くことを批判し、「人間は自己自身でありかつ人類でもある」「全人類は個人に、個人は全人類に参与している」という観点を主張する著者。これはつまり、「原罪」を私たちが現在形でリアルに負っているものとして考察すると同時に、あくまで私たちと同じ一人の人間としてアダムを考察する、ということです。【キルケゴールのテキストは下記より】 https://teol.ku.dk/skc/sks/