歌詞アウトロ夜をひっくり返したら 底が空になった裏面砂時計の砂は 空へ降りつづけて君の名前だけ 波に消しゴムをかけまっしろになる【A1】午前零時の潮目が 背伸びして昼になる流木みたいな約束 塩で文字がほどける錆びた風見鶏が 東西を言いシャツのボタン一つ 昔へ留めなおビーチに置き忘れた 鼓動のメトロノーム一拍ごとに世界が 変わる【サビ1】逆さ時計の海で 君と泳いだ日時刻表のない波が 胸を往復する持て余している――――【A2】灯台は眠そうに 光の端を噛んで白紙の海図だけが 確かな嘘になる「大丈夫?」の波形で 貝殻が揺れたら平気のふりを足首に 固結びして潜る薄明の底冷えに 古い歌が溶け出すラジオみたいな星座 ノイズだけやさしい潤んだガラス越し 逆さの町が手を振る片道の足跡が 水面に逆打ちする【B2】笑ってよ 笑えないなら泣いてよ 泣けないなら酸素のふりをする言葉 喉で泡になる【サビ2】逆さ時計の海で 君が示す北羅針盤の泣き顔は いつも真っ直ぐだ数え切れない未読の 星屑【ラストサビ】逆さ時計の海で やっと言えたこと「さよなら」でも「またね」でも ない音の世界が何度も表と裏を入れ替えるたび君の名前だけ 読み順を迷う読み間違う