デンマークを代表する哲学者キルケゴール(Søren Kierkegaard, 1813-55)の代表的な著作の一つ『不安の概念 Begrebet Angest』(筆名ウィギリウス・ハウフニエンシス Vigilius Haufniensis, 1844)を読んでいきます。今回から第3章に入ります。配信では久しぶりということもあり、1~2章の振り返りから始めました。第3章では、人間は「時間的なものと永遠的なものの総合」であるという観点から、「瞬間 Øjeblik」に関する独自の時間論が展開されます。筆名での著作は著者キルケゴールの立場とイコールでないとはいえ、「瞬間」概念は他の著作でも極めて重要な位置を占めており、キルケゴール哲学の鍵概念と言ってもいいでしょう。今回はYouTubeの方でもコメントがあり、結構それに答えています。ちょっと脱線もありますがご了承ください。【キルケゴールのテキストは下記より】 https://teol.ku.dk/skc/sks/