「超次元のダイアローグ」収録曲です。 https://www.nicovideo.jp/watch/so45515655 遠くの街の明かりが丸く膨らんでるのが見えるそれだけを頼りにして歩く真っ暗な石畳急に燃え出した燐のように明かりがぽっと、目についた露店の明かりだったみたい気がついたら前に立っていたでも売ってるのはリンゴじゃなくて二重になったガラスの球体がきれいに整然と並べられている内側の球体が宙に浮いていた遠くの街でクラクションが教会の鐘のように混ざって聞こえるそれだけをあかりにして覗く二重のガラスの内側の球これはなんですかと聞いたドーナツの穴を閉じ込めて波の最初を作ったんだと言った「じゃあもう死んでるの?」と私は聞いた「そうだよ」と彼は言った失敗作ばっかりでさ、こんなにできるのはめずらしいんだ——すると、内側のガラスが全部私を見た……気がした遠くの街の思い出がオパールの表面のように白んでく気がついたら私は車道の前に出ていた綿飴の味ももう忘れてしまったただ死んでしまったあの球が——二重のトーラスのことを想ったら胸が締め付けられた気がしただれかに服を指先で引っ張られてるかのようにだれかの失われた歌を閉じ込めてしまったかのように