何か明るい曲を打ち込んでみたいと思い、この曲を選びました。「クリスマス序曲」は、イギリスの作曲家サミュエル・コールリッジ=テイラー(Samuel Coleridge-Taylor(1875-1912))が作曲した「ワイルド・タイムの森(The Forest of Wild Thyme) Op.74」(全5曲)中の1曲です。管弦楽と合唱による付随音楽を構想していたようですが、彼が遺したのはピアノ譜のみで、1911年から死後1925年にかけて、4曲のピアノ譜と、イギリスの作曲家シドニー・ベインズ(Sydney Baynes(1879-1938))によって編曲された1曲(クリスマス序曲)の総譜が出版されました。この曲には、クリスマス・キャロルが引用されていて、そのせいかもしれませんが、プロ・アマ問わず、海外のオーケストラで演奏されている曲のようです。その引用されている歌を調べてみると、以下の2曲が確認されました。 (1)『Good King Wenceslas』(ウェンセスラスはよい王様) (2)『Hark! The Herald Angels Sing』(天には栄え)(1)は、冒頭でファンファーレ風に流れる旋律です。(2)は、終盤にフルオケで演奏される旋律です。それ以外の部分でも、(1)(2)から派生させた旋律が用いられ、引用歌との関連づけがなされています。(なお、出版時の序文に、『God Rest You Merry, Gentlemen』(世の人忘るな)も引用されていると書いてあったそうですが、私にはその引用がどこなのか、楽譜を見てもよくわかりませんでした。もしわかる方がおりましたら教えて下さい。)(楽器編成) Pic1, Fl2, Ob1, B管Cl2, Fg2, F管Hrn2, B管Tp2, Tb3, Timpani, T.Bells, Cymbal, B.D., S.D., Tri., Glock., Harp, 弦5部作成中に知ったのですが、偶然にも、今年(2025年)はコールリッジ=テイラーの生誕150周年だったようです(ちょっと驚きました)。楽しんで聴いていただけたら幸いです。(サムネの配色が英和辞典のような色になっててふき出したw)