はじめまして。七葦原(ななあしはら)と申します。よろしくお願いします。off vocal: https://piapro.jp/t/ry4j ■歌詞遠い雲のふちで ひかりが鳴るぼくらは 白いシャツを着たまま太鼓は 胸の奥でどん、どん、どん、と 脈を打つ街路樹の影は 青いインクで夕立の予告を 書きつけその字面のすきまからラッパの音が こぼれてくる君の頬は 薄い雲の鉛筆でそっと こすったように明るいぼくは 言葉を飲みこみすぎて喉の奥に 小さな苦みをおぼえる「すき」と言えば この世界は硝子の器で ちいさく鳴るだろういま パレードは 銀河の街道耳元の風は ラジオのように ささやいている君へ 君へ石英の光を 渡したい言えないままの 恋の化石を掌で あたためながらぼくらは 帰り道の橋で水の匂いを たしかめる川面には 切符のような星が浮かび「またね」が 透明な鐘になる夜は 大きい外套をひろげ街の端から 静かに降りる君の影と ぼくの影は水晶の薄片みたいに 重なってそれで もう十分だ恋は 名づける前に もう在る見えないラッパの音だけが胸のあたりで いつまでも揺れている