— J.S.バッハ《管弦楽組曲第3番》第2曲「Air」いわゆる「G線上のアリア」として知られるこの旋律は、バッハの《管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068》第2曲「Air」に、ヴァイオリニストA.E.D.F.ヴィルヘルミが施した編曲に由来します。今回はこの旋律に、日本語歌詞を書き下ろし、弦楽と通奏低音(ピアノ)の伴奏で再構成しました。歌唱は VoiSona 双葉湊音。彼女の声域と音色は、この楽曲と非常に相性が良く、大きな調整を施さずとも、最初から静かで澄んだ歌を聴かせてくれました。――夜と青と祈りに、よく馴染む声です。初めて彼女に歌ってもらったとき、「ありがとう、歌えて嬉しい」そう言われた気がしました。原曲が持つ「時間が止まるような感覚」を大切にしながら、言葉は旋律の輪郭をなぞるだけに留めています。よろしければ、夜の終わりか、夜のはじまりに。「亡き王女のためのパヴァーヌ」作中作品として、この歌詞を元にした、短編物語があります。そちらも、読んでいただけると嬉しいです。 https://kakuyomu.jp/works/822139842862604313Johann Sebastian Bach / August Emil Daniel Ferdinand WilhelmjAirVocal: 双葉湊音Japanese Lyrics, Arrangement & DTM Programming:© 2026 Felis Silvestris Catusあぁ 夜の静寂 星はあぁ 青い空の中 光揺らめいて祈り 囁く声で 夜を超えて行くあぁ 風は何も 言わずあぁ 青い夜の中 命は巡って瞳閉じて宙にも 君の声 探す闇は丘に降り 仄かな青い光を探す願いを 風に委ねられ青い夜の果てに 星は落ちる命は静かに揺れ 時を超える そして 光り続け!遠くでも 風は闇を渡るよ夜の丘 ひとり 君思い出す時そっと涙は闇に溶けて行く星の光だけが 命照らす風は答えを持たずただ静かに 言葉を紡ぐだけいつの日か 時は続いて行く そこに── 次回:風の丘の話。