今回はLiquid DnBというジャンルを意識しつつ、最近気に入っている連作短歌を謎のメロディで歌うという作品にしてみました謎のメロディを作るのは、ひとつには、AI生成音楽には今のところ出来ないだろう、という意図からであります。もうひとつには、いわゆるA-B-サビ構成からの脱却を図ろうという意図でありますまた、単に謎メロディなのではなく、作家の肉体性を表現できるよう努力しております。ここでいう「肉体性」とは、リズム感・符割り・音程の変化などのことで、作家の個性が表現される部分であります【結晶の標本】作詞作曲:ノラ・キウイ歌唱:めろうアート:AI生成ーーーーーーーーーー空からの手紙のように降る雪を 汚さぬように僕は息する街灯に照らされた雪ひとひらに 君の筆跡探した夜更け降り積もる音のなさこそ饒舌で 過去のすべてを白く塗り消す窓枠を額縁にして閉じ込める 触れれば溶ける記憶の景色返事など来ないと知りつつ雪の上 指で綴った「お元気ですか」溜息は白く凍って結晶に 言葉にできぬ想いが落ちるポストまで続く足跡消えてゆき 僕の居場所が世界に溶ける薄氷を踏む心地にて冬を越す 君の春まで汚さぬように空からの手紙のように降る雪を 汚さぬように僕は息する