20世紀のフランス現象学を代表する哲学者の一人、ミシェル・アンリ(Michel Henry, 1922-2002)の晩年の著作『受肉 Incarnation』を読んでいきます。今回は §39 の頭から。アンリはキルケゴールの『不安の概念』に登場する「精神」を自らの「超越論的生」として解釈し、そこから感性について論じていきます。感性 sensibilité と官能性 sensualité の区別も訳しにくいのですが、重要なポイントとして出てきます。『不安の概念』原文の講読は下記のシリーズ動画にて。 https://www.nicovideo.jp/series/530907?ref=garage_share_other