DOA大会に出ては一度も勝ったことのない、史上最弱のメス豚雑魚プロレス女王――ティナ・アームストロング。 にもかかわらず彼女は、その“実力”ではなく、エロいすぎるボディだけを武器にスーパーヒーローとして売り出され、いつの間にか脚光を浴びる存在になっていた。だが中身はお察しの通り。 ティナの得意技は、敵と必死に戦っている他のヒーローたちの後ろで様子をうかがい、最後の最後にだけ登場して成果を横取りするという、ヒーロー界でも指折りの“美しい”戦法。 そうやって努力の結晶をかっさらい続けた結果、彼女はなぜかランキング1位の座にまで上り詰める。もちろん、ティナを昔から知るファンなら全員知っている。 彼女に実力がないことを。 だからこそ――今回の「最下級怪人」侵攻の戦いでは、ヒーローたちは誰一人として出撃しなかった。 わざわざティナの“収穫祭”のために働いてやるほど、みんなお人好しではないのだ。ところが、本人だけが現実を知らない。 自信満々で思い上がり、己の実力を一ミリも理解していないティナは、まさかの単独出撃を決行する。そしてその瞬間から始まったのは、戦闘ではなく公開処刑。 全世界同時配信の中、ティナの醜態は一切編集されることなく、世界中に“事実”として拡散されていく――。