西暦1,984年8月6日此の日から9日間、国連主催の国際人口会議が、メキシコシティにて開催される。国連加盟国157ヶ国中147ヶ国の代表が参加した。ラファエル・M・サラスが会議事務局長を務めた。第3回国連世界人口会議が開催された西暦1,974年から世界人口は20%増加し、其の増加の90%が開発途上地域で起こった。其の間多くの途上国が積極的に人口政策を採用する様になり、特に中国は、西暦1,979年に一人っ子政策を導入し、人口安定化を試みた。此の会議では、以下の88の勧告が合意に達し、女性の開発に於ける役割の重要性、個人の権利を尊重した上での家族計画の優先、健康・死亡率改善の為の措置が強調された。①社会経済開発・環境と人口(勧告1〜4)第3回国連世界人口会議の原則を踏襲し、人口問題の解決の基盤は社会経済変革であるという立場を再確認した。人口・資源・環境・開発の統合的アプローチ、貿易障壁の引き下げ、途上国の債務問題への対処、農村・農業開発への投資等を求めた。②女性の役割と地位❶勧告5:開発過程の全ての段階への女性の完全な統合❷勧告6:女性の労働参加の自由(人口政策や文化的伝統を理由とした制限の禁止)❸勧告7:教育・訓練・雇用を通じた女性の自己実現の機会提供。若年出産の遅延奨励❹勧告8:婚姻年齢が低い国での引き上げ努力❺勧告9: 家族計画・育児・家事における男性の積極的関与の促進❻勧告10:女子差別撤廃条約への署名・批准・加入の要請③人口政策の策定(勧告11〜12)人口政策と社会経済開発政策の相互強化、地域の価値観とニーズへの対応、コミュニティとNGO(特に女性団体)の参加を求めた。④人口目標と政策❶人口増加(勧告13)人口増加率が国家目標を妨げると考える国は人口政策を追求して良いが、人権・宗教的信念・文化的価値・個人とカップルの家族規模決定の基本的権利を尊重すべきであるとした。第3回国連世界人口会議と同様、具体的な数値目標は設定しなかった。❷罹患率と死亡率Ⅰ.数値目標(勧告14)(a)死亡率が高い国:西暦2,000年迄に平均寿命60歳以上、乳児死亡率1,000出生当たり50未満(b)死亡率が中程度の国:平均寿命70歳以上、乳児死亡率35未満(c)死亡率が低い国:更なる改善の継続Ⅱ.勧告17〜20プライマリ・ヘルスケアの枠組みでの母子保健、経口補水療法・予防接種・母乳育児の推進Ⅲ.中絶(勧告18)(a)妊産婦死亡率が非常に高い国は西暦2,000年までに少なくとも50%削減(b)婚前健康診断の...一元化 公式HP https://uc-4.com/