なぜ僕が、あえて「麦茶」を作ったのか。少し長くなりますが、本音を書かせてください。僕は麦茶が好きです。 子供の頃から当たり前に飲んでいた、日本の麦茶が好きです。美味しくて、健康的で、カフェインもゼロ。赤ちゃんからお年寄りまで誰でも安心して飲める。こんなにすごい飲み物、日本が誇っていい飲み物だと本気で思ってます。なのに、こんなにいい飲み物がずっと地味なまま。もっとワクワクして、もっと手に取りたくなる麦茶があっていいはず。もったいないなって、ずっと思ってました。親になって初めて、この「もったいない」の意味が変わりました。次の世代のことを本気で考えるようになったんです。この子が大きくなった時に、どんな世の中になっていてほしいか。この子に何を残せるか。そういう感情が自分の中から湧いてきて、「もったいない」が「自分が変えなきゃ」に変わった。子供と一緒にコンビニに行くと、やっぱりジュースのコーナーに走っていくんですよ。カラフルなパッケージ、キャラクター。子供の目を引くものに関しては正直ジュースが圧倒的に強い。でも親としては、健康的で安心な飲み物を選んでほしい。もし、みんなが飲み物を選ぶ時に、「これがいい!」ってワクワクして手に取りたくなる麦茶があったら。 そんな未来を作りたいと思った。みそきんを作った時に、飲食の力を思い知りました。食べ物や飲み物には、人の日常そのものを変えられる力がある。あの経験があるから、今回も自分の力を信じられるんです。そして僕には今、ありがたいことにたくさんの人に届けられる力がある。届けられる力があるなら、本気で届けたいものがある。飲み物ひとつで日常が変わるって、大袈裟かもしれない。でも僕は本気で信じてます。その想いを全部込めて、ONICHAを作りました。 麦茶を、手に取った瞬間ワクワクする主役に変える。デザインも、味も、全部本気です。ただ、僕ひとりの力じゃ何も変わりません。みんなが手に取ってくれて、飲んでくれて、初めて麦茶の景色が変わり始めます。娘が大きくなった時に、「お父さんが麦茶を変えたんだよ」って胸を張って言いたい。その覚悟で作りました。みんなの力を、貸してください。 一緒に日本の麦茶を変えましょう。HIKAKIN