不燃ごみの日の幸福論

不燃ごみの日の幸福論

「普通の幸せ」に殺されそうな夜に。不燃ごみの日の朝、捨てられなかった自分を抱きしめて書きました。たとえこの世界が最低だとしても、泥だらけの靴で歩き続けるあなたを、僕は笑わない。絶望の底でしか見えない星を、見に行こう。Lyrics:最低な世界だって笑い飛ばせたらこの泥だらけの靴も愛せる気がしたんだ正解を競うレースから振り落とされて残ったのは 捨てられない僕自身というガラクタだけだった不燃ごみの日の朝 カラスが僕の夢を突いているコンビニのレシート 期限切れのポイントカード意味を持たない数字の羅列が 僕の輪郭を象っている「何者かになれ」と街のモニターが叫んでいるけど僕はただ 息を吸うための理由を湿ったカーテンの隙間に探しているだけ期待されるほどに 透明になっていく気がして叫びたいほどに 喉は乾いて震えていたでも この孤独だけは 誰にも譲りたくないんだ最低な世界だって笑い飛ばせたらこの泥だらけの靴も愛せる気がしたんだ積み上げた失敗も 癒えない傷跡も全部僕が選んだ 唯一の幸福の証だ誰かの「いいね」で埋め尽くされた液晶の裏側で本音を吐き出すたびに 空気が薄くなっていくSNSという名の審判所に 今日も僕は引きずり出され「普通じゃない」という判決を 笑顔で受け入れているでも あの時見上げた 錆びた鉄塔の美しさを理解できるのは 世界で僕一人だけでいいもしも神様がいて 僕をリセットしようとしても僕は拒むだろう この汚れた記憶を愛おしいゴミの山を 一歩ずつ踏みしめていく絶望の底に沈んだ時だけ 見える星があることを教えてくれたのは 他でもない この最低な日々だった朝焼けが ビルの隙間を鋭く切り裂いていくまた新しい一日が 僕を殺しにやってくるけれど 昨日までの僕を 今日のごみの日に出せなかったのはまだ この物語の続きを 僕が読みたがっているからだ不格好でいい 惨めでもいい生きているだけで それは一つの革命なんだ最低な世界だって笑い飛ばせたらこの泥だらけの靴も愛せる気がしたんだ明日を呪いながらも 今日を握りしめているそんな僕らのことを 誰も笑う権利なんてない不燃ごみの日の 冷たい風の中で僕は僕を 抱きしめて歩き出すガラクタに幸あれ最低な僕に 乾杯を#ポエトリーリーディング #JROCK #不燃ごみの日の幸福論 #孤独

http://www.nicovideo.jp/watch/sm46154051