【1986〜1996】スクウェア史——倒産寸前を救ったファイナル・ファンタジー誕生から任天堂との決別まで【前編】

【1986〜1996】スクウェア史——倒産寸前を救ったファイナル・ファンタジー誕生から任天堂との決別まで【前編】

スクウェア・エニックスの前身、スクウェアの歴史を前編と後編の2本に分けてお届けします。前編は1986年の創業から1996年の任天堂との決別までの10年間です。その始まりは、意外にもゲーム会社ではありませんでした。電友社という電力建設会社のソフトウェア部門が、創業者・宮本雅史によって独立し、スクウェアが生まれます。1986年9月、資本金はわずか1000万円。初期作品はあまり売れず、何度もファミコン・ディスクシステム向けタイトルで失敗を重ねます。倒産寸前まで追い詰められた1986年末、宮本社長が4人のディレクターに新規企画を依頼します。そこで坂口博信が提案したのが、エニックスのドラゴンクエスト成功を受けたRPGでした。仮題は「ファイティング・ファンタジー」、5人以下のチームという条件で開発がスタート。タイトルが「ファイナル」となった裏には、坂口本人が「もし売れなかったらゲーム業界を辞めて大学に戻るつもりだった」という、文字通りの最終覚悟がありました。結果、1987年12月発売のファイナル・ファンタジーは日本で52万本、売上30億円超を記録し、会社を救う1作となります。ここからスクウェアの黄金時代が始まりました。ファミコン時代のFF II・III、ゲームボーイの魔界塔士サガ、スーパーファミコン時代のFF IV・V・VI、聖剣伝説、ロマンシング・サ・ガ、そしてクロノトリガー。坂口博信・堀井雄二・鳥山明先生という「ドリームチーム」が集結した1995年は、まさにスクウェアの絶頂期でした。しかし1996年、スクウェアは大きな決断をします。次世代ハードでカートリッジを選んだ任天堂と決別し、CD-ROMを採用するソニーのプレイステーションへ移籍したのです。子会社ディジキューブの一言が決定打となり、両社の関係は約8年から10年に及ぶ冷戦に突入しました。新天地で待っていた栄光と災厄については、後編でお話します。※本動画で紹介している情報は、収録時点の内容に基づいています。※本動画は各ゲームの著作権を尊重し、解説・レビューの範囲内で映像を利用しています。※開発当時の貴重な資料をもとに、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めています。【キャラクターボイス】琴葉茜(A.I.VOICE)琴葉葵(A.I.VOICE)ずんだもん(VOICEVOX)つくよみちゃん(COEIROINK)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm46374810