ウィトゲンシュタインと分析哲学についてもある程度は触れてきたので、記号論理学の祖とされるフレーゲの代表的論文の一つ「意味と指示(Über Sinn und Bedeutung)」を講読することにしました(「意義と意味」のように訳されることもありますが、どっちがどっちだか覚えにくいので英訳も念頭に置いて「意味と指示」を採用)。今回、そもそも指示対象を前提していいのか、という観念論・懐疑論からの問いに答える箇所が出てきました。問題は表象の外に外的事物が存在するか、というデカルト的懐疑に答えることではなく、私たちが通常言葉を使うときには表象ではないものを前提しているということだ、というわけです。名前の論理学・予備編 https://www.nicovideo.jp/watch/sm46176900