2026年 初夏「美濃のスーパーコンピューター」――その噂くらいは耳にしたことがあるだろう正体は、もちろん岐阜ダム子であるかつてOpenAI社が「ぜひ我々の研究へ」と、国家予算級、破格のオファーを提示したことは有名な話だしかし彼女は、髪をかき上げながら一言「いや、ダム研究の方がエモいっしょ?」その瞬間、人類史は分岐した帰国する研究者たちに餞別として各務原銘菓・ヤングドーナツが配られた「遠路はるばる来てくれたし、そのくらいはね♡」という、あまりにもギャルらしい気遣いだった現在、シリコンバレーではヤングドーナツが爆発的ブーム。Google、Apple、NVIDIA、その他名だたる企業のエンジニアは午後三時になると輪になってヤングドーナツを頬張り「叡智の輪」と呼ぶ文化が定着したらしい。ブレイクタイムに食べない者は二流、そんな都市伝説まで生まれている。……話を戻そう。岐阜ダム子は、とある事実に到達してしまった麻雀ファイトガール――ゼツバミ・ヤオ彼女は単なるファイトガールではない高知県安芸郡芸西村に鎮座する和食ダムが、人の姿を得て受肉した存在。すなわち「ダム娘」である「いやいや、おにぎりキャラだから和食ダムを連想しただけだろ」「どうせダムキチの強引なこじつけ」「高知はクール属性の真逆では?」「また始まった、新説シリーズ」そう思った者もいるだろう安心してほしいその程度の反論など、常用洪水吐から自然越流する程度の水量にすぎないこの動画を見終える頃には、お前の脳内には高知県の地図が刻まれ、和食ダムへの巡礼計画が完成している高知城、アイスクリン、土佐くろしお鉄道に揺られながら「全てはシンプル…」と天を仰ぐさらに和食ダムの堤体を見上げれば、「ヤオ……お前、こんなところにいたのか」と感動すら覚えるだろうそれは錯覚ではないダムとは建造物ではない。思想である高知とは都道府県ではない。概念であるそして麻雀ファイトガールとは、全国各地に眠るダムの魂を卓上へ顕現させる壮大な神話だったのだ夕暮れの高知潮風を浴び、カツオのたたきを肴にビールをひと口その瞬間、お前は静かに呟く「……このダム旅は、必然だった」と…ようこそ、ダムの世界へ巡れ、灼熱の天端を今年も、『もりみず』が始まる◆VOICEVOX:もち子(cv 明日葉よもぎ)◆素材投稿者に感謝を