それでも日本に原発は必要なのか? 潰される再生可能エネルギー2026/2 青木 美希 (著) 【アラ還・読書中毒】原子力発電利権は代替エネルギー開発の芽を摘み、不都合な事実の拡散を抑え子で行った!

それでも日本に原発は必要なのか? 潰される再生可能エネルギー2026/2 青木 美希 (著) 【アラ還・読書中毒】原子力発電利権は代替エネルギー開発の芽を摘み、不都合な事実の拡散を抑え子で行った!

青木美希著『それでも日本に原発は必要なのか? 潰される再生可能エネルギー』(文春新書)は、福島第一原発事故後も原発回帰へと向かう日本のエネルギー政策の裏側と、普及が不当に阻害されている再生可能エネルギーの実態に迫った調査報道ノンフィクションです。本書の概要と主要なテーマを以下のポイントに分けて解説します。1. 意図的に「潰される」再生可能エネルギー著者は、日本で再生可能エネルギーの普及が遅れているのは「自然条件のせい」ではなく、「人為的な制度の壁」があるからだと指摘しています。送電線の「空き容量ゼロ」問題: 再エネ事業者が発電した電気を送電網に接続しようとしても、大手電力会社から「空き容量がない」と拒否される実態を告発しています。実際には送電線に余裕があるにもかかわらず、原発や火力発電の枠をあらかじめ確保する古いルールのために、再エネが排除されている構造を暴いています。出力制御の理不尽: 太陽光や風力で十分に発電できる好条件の日であっても、原発の稼働を優先させるために、再エネ事業者に発電の停止(出力制御)を命じるケースが頻発している問題を追及しています。2. 既得権益化する「原発回帰」政府や電力業界が、「脱炭素」や「エネルギー安全保障(電力不足の解消)」を大義名分として掲げながら、実際には原発関連の既得権益を守るために動いていると著者は論じています。福島原発事故の教訓が風化する中、老朽化した原発の運転期間の事実上の延長や、次世代革新炉(新増設)への莫大な投資が進められていることに対し、安全性と経済性の両面から強い警鐘を鳴らしています。3. 世界の潮流から取り残される日本の危機世界各国が急速に再エネへのシフトを進める中、日本の現状は大きく立ち遅れています。グローバル企業が「使用する電力の100%を再エネで賄う(RE100)」ことを国際的な取引条件とするようになっている現代において、再エネを軽視し原発に固執する日本の政策は、環境問題にとどまらず、日本の産業界全体の国際競争力を奪う致命的な要因になっていると指摘しています。【本書の結論とメッセージ】著者は綿密なデータや現場取材、関係者の証言をもとに、「日本には原発が不可欠である」という言説は作られた神話に過ぎないと切り捨てています。日本の未来の環境と経済を守るためには、大手電力会社に有利な既存の電力システムを根本から見直し、再生可能エネルギーを真の主力電源とする政策へ至急転換すべきである、というのが本書の強いメッセージです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm46485883