明日の君に、また会いたい。 / 京町セイカ

明日の君に、また会いたい。 / 京町セイカ

借りっぱなしのCD返す口実が、ただの言い訳だったって今更気づいたよ本当の気持ちに気づくのは、「それを失う」という現実が目の前に突きつけられた時だったりする。明日も明後日も続くと思っていた関係は、「来月引っ越す」というたった一言で、脆くも崩れ去ってしまう。手元に残ったのは、返すタイミングを見失った一枚のCDだけ。 音楽を聴くためではなく、ただ「また会うためのチケット」として機能していたそれは、君がいなくなった町で、行き場を失った想いそのものになってしまった。春が来ても、夏が来ても、君はいない。 伝えられなかった言葉の重さを、残されたプラスチックの円盤に託した、不器用な恋の歌。--東畑を上ったてっぺんにある鳥谷池。鳥谷とお隣京田辺の打田に跨がる一体の集落には、「生まれ育った者は、進学や就職を機に、みな麓の方に引っ越してしまう」という悩みがあるそうです。じゃあ、残った者はどんな気持ちなんでしょう。探せばどこにでも転がっているような、そんな物語を綴ってみました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm46513666