夏の海は、美しいだけじゃない。祭りの喧騒が遠ざかる夜、誰にも言えない孤独を抱えた少女は、波の音に誘われるように深い海へと歩き出す――。Vocal:初音ミク(Vocaloid6)Lyrics:はにきちMelody:はにきちArrange:はにきち(Cubase 15、Suno)offvocal https://piapro.jp/t/6BML------------------------------------------ 波が笑った 夜の砂浜壊れたラムネ 青く滲んだ祭囃子が 遠く溶けてくわたしは海へ 堕ちてゆく浴衣の袖に 隠した傷を誰も知らずに 夏だけが見た花火みたいに 消えてしまえば楽になれると 呟いていたぬるい潮風胸を裂いて名前のない孤独を飲み込む夏の海に 堕ちていく青い感情 泡になって愛されたかっただけなのに心は沈んで 浮かばない赤い月が 嗤っている壊れた声を 抱きしめた「消えたい」なんて言えないまま波に攫われ 夜になる濡れた桟橋 裸足で歩く錆びた記憶が 軋み始める「大丈夫だよ」その優しさがいちばん痛いと 知ってしまった白い入道雲崩れ落ちて真夏の空まで歪んでいく夏の海に 堕ちていく願いも夢も 砕け散って優しい嘘に溺れながらわたしは静かに 壊れてく遠い花火 滲んでいる涙の色に 染まりながら帰れない場所ばかり増えて夜の深海へ 沈んでく誰か助けて言えないまま喉の奥だけ 熱を持った愛してほしいそれだけなのに世界は今日も 騒がしい夏の海に 堕ちていく青い命が 裂けるように心の底で叫び続けた「ここにいるよ」と 泣きながら祭りの灯り 消えていく最後の波が 足を攫う壊れたミライ抱きしめてわたしは海へ 溶けていく波の音だけ 残る夜明け誰もいない海 空は蒼く夏の匂いが 胸を刺した静かな海に 沈んでいた