今回はゲーム会社「ZOOM(株式会社ズーム)」の全歴史を解説します。1988年5月、北海道札幌市に設立されたZOOM。ゲーム開発の知識がほぼゼロだった創業メンバーたちが心を奪われたのは、シャープが1987年に発売した高性能ホビーパソコン「X68000」でした。広告のモットーに「X68000 ONLY」を掲げ、他機種への移植で稼ぐことを潔く放棄し、専用作品開発にこだわり抜いた稀有なメーカーです。デビュー作は1989年7月23日発売のアクションゲーム『ジェノサイド』。パイロット・竜ヶ崎健がロボット「トレーサー」を操縦し、暴走した中央処理装置「MESIA」に立ち向かうSFストーリー。専門誌『Oh!X』年間ゲーム賞では5カテゴリーTOP3入りの快挙、X68000で初のサウンドトラックCD化を実現しました。続く1990年のアクションRPG『ラグーン』、1991年の横スクロールシューティング『ファランクス』、同年末の『ジェノサイド2』とX68000オリジナル4部作を完成させ、Oh!Xで「X68000ユーザー期待の新星」と呼ばれる存在に。1993年にはイマジニアとの共同出資で「イマジニアズーム」を設立、スーパーファミコンに参入し『ドラッキーの草やきう』などマスコット「ネコ・ドラッキー」を主役にしたシリーズを展開。1995年8月には初のPlayStation作品『ゼロ・ディバイド』を発売し、ファミ通クロスレビューのシルバー殿堂入りを果たします。2001年6月21日には日本一短いゲームタイトル『蚊』をSCEJから発売、蚊になって人間の血を吸うという発想の勝利で今も語り継がれるバカゲーの名作を残します。その後はモバイルアプリと家庭用機の両輪で活動し、2009年Wiiウェア版ファランクス、2022年以降は瑞起のX68000 Zに参戦、代表 佐藤明の名でX68000オリジナル4部作を復刻。札幌拠点、資本金1000万円、代表は37年間ずっと佐藤明。時代の新ハードに順次挑戦しながらも、X68000時代の情熱を継承し続ける稀有なメーカーの物語を紐解きます。※本動画は各ゲームの著作権を尊重し、レビューおよび解説の範囲内で映像を利用しています。※公開されている一次資料を元に、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めています。【キャラクターボイス】琴葉茜(A.I.VOICE)琴葉葵(A.I.VOICE)ずんだもん(VOICEVOX)つくよみちゃん(COEIROINK)