裕子がイエローストーン公園から戻ると、准教授になりたてのお兄ちゃんが待ってたわ。そして、こんなことを言ったの。「裕子はもう十分自覚捨てると思うけど、ここを卒業したら地球防衛軍に入ってもらうことになっている。これは裕子の特異体質が今全宇宙人類から求められているからだ。そこでこの夏休みにはそのトレーニングの一環としてMI6でちょっとアルバイトをしてもらうよ。」だって。MI6って、イギリスの諜報局でしょう。裕子はスパイの手先になるのかしら。でもここにはジェームス・ボンドと言う人が活躍していたらしいので、出来れば地球歴の1960年代で、この人の元でバイトとしてみたいな。結構面白そう。で、「ハイ」って即答しちゃった。そうしたらお兄ちゃんは「でも彼はいつも所在不明だから、探し出すのは苦労すると思うけど、何とか望みは叶えてやる。」って言ってくれたわ。「必ず今後の参考になるから、心してやってこい!」だって。