英国的な詩情と幻想性 元ジェネシスのアンソニー・フィリップス

英国的な詩情と幻想性 元ジェネシスのアンソニー・フィリップス

ジェネシスの初代ギタリストのアンソニー・フィリップス。ジェネシスサウンドの作曲の要はトニーだと思いますが、ジェネシスのいわゆる英国的なトラディショナルな部分はアンソニー・フィリップス、アンソニー脱退後はスティーヴ・ハケットによって醸成されており、どこを聴いても英国を感じさせる翳り、雰囲気等、ジェネシスを英国的なバンドたらしめていたのは両名の力だと思います。(80年代、ホーン楽器が使用されたりブリティッシュの陰りが薄れてだんだん音がからっと明るいアメリカ風になっていっていった等)そんなアンソニーの最高傑作である「ギース&ゴウスト」後期代表作「スローダンス」、そしてピアニストとしての側面も持つ彼の美しい貴族の舞踏会を思わせるピアノアルバムのソワレから数曲をセレクト。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm7503154