共に海に沈むことに密かな愉悦に充たされていた私は何故今になって、マスターが鎖の戒めを解き放ったのか、解らなかった。マスターは水没しつつある実験室の外を指さした。そして強くやさしく私の背中を押し、黙って微笑んで右腕を持ち上げると手のひらを小さく振った。私は戸惑い、眼差しでマスターに共に逃げることを問う。が、マスターは腰を上げることなくただ静かに目を閉じ手のひらを小さく振って私に往けと促すばかりだった。指示されたことは従わねばならない、私は何度も振り返りながら海水が流れ落ちる階段を昇っていった。私は、マスターにまた会えるのだろうか。■歌詞:はとさん mylist/13629542 ■キャライラ:コトブキリョウさん mylist/17822715 ■背景:夢見白猫さん mylist/17811814 ■miraiPVPRG.byPiaproCB■第1曲 sm9911602