つぶやきシローが初の小説『イカと醤油」』を発売！！
- 2011/01/14 18:35:45 投稿
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健太の家は父子家庭。働くわけでもなく毎日ゴロゴロしてばかりの父・茂男は、拾ったものを売って小銭を稼いだりしながらなんとか生活をしていた。そのうえ性格はひがみっぽくて、えばりんぼうで、５歳の健太に、いつも屁理屈をこねた説教をする。それでも健太にとっては父親がすべてだった。素直になれない父親と、そんな父親の性格を知り尽くし、彼のプライドと機嫌を守るため、神経と感受性をフル稼働させて甘える息子。超貧乏ながらも、二人は肩を寄せ合い、愛情あふれる生活を営んでいた。しかし、健太が成長し、小学校に上がる頃、二人の小さな、小さな幸せな生活にも終わりが近づいてきて…。