かつて“童貞”とは妻に捧げるものだった――童貞はいつから恥ずかしいものになったの? 社会学者・澁谷知美先生に聞いてみた

かつて“童貞”とは妻に捧げるものだった――童貞はいつから恥ずかしいものになったの? 社会学者・澁谷知美先生に聞いてみた

【童貞の社会学】宮台真司・澁谷知美のアカデミック「童貞論」《特集「童貞」を考える》より、澁谷知美先生のインタビュー部分を抜粋。《ニコニコドキュメンタリー特集「童貞」を考える》決意と葛藤の間で揺れ動く繊細な45歳童貞男性の心情を鮮明に描いた、イギリスChannel4制作ドキュメンタリー『セックスしたぞ!~童貞男45歳の初体験~』 ほか詳しくは⇒ http://blog.nicovideo.jp/niconews/62532.html 少子化が深刻化する昨今、日本では生涯未婚率が上昇。しかも、このうち独身男性の約半数が、"性経験がない"と回答。※国立社会保障・人口問題研究所 第15回出生動向基本調査 "中年童貞"の増加していると国内外で報じられた。一方、ネット上でも30歳を超えた未経験男性を“魔法使い”と呼ぶなど、童貞を揶揄する言葉が溢れかえっている。そもそも純潔を保っている童貞が、なぜネガティブな存在になってしまったのか。いつ、どのような原因で、童貞は揶揄や嘲笑の対象になったのか。この「童貞」をめぐる問題を社会学的観点から紐解いてくれるのは、『日本の童貞』などの著書で知られ、男性のセクシュアリティの社会史を専門とする澁谷知美氏と、セクシュアリティに関する著書も数々執筆し、広い視点で日本の性愛の問題に鋭く迫る宮台真司氏。ふたりの社会学者による「童貞論」は、童貞あらずとも必見。澁谷知美 (東京経済大学准教授、社会学者)Twitter: @shibuya19721972年大阪市生まれの千葉県育ち。東大大学院教育学研究科博士課程修了。専門は社会学および教育社会学、主な研究テーマは男性のセクシュアリティの社会史。単著に『日本の童貞』、『平成オトコ塾 悩める男子のための全6章』、『立身出世と下半身 男子学生の性的身体の管理の歴史』、共著に『性的なことば』などがある。

http://www.nicovideo.jp/watch/so32908976