SFC エキステ95ジェフ市原用 幻のデモ音源

SFC エキステ95ジェフ市原用 幻のデモ音源

音楽制作プロジェクト「On-premises」の新企画『黒子の音源』シリーズ第3弾です。この『黒子の音源』シリーズは、オンプレミスのBOSS君こと湯浅稔氏が、過去に作曲・編曲・サウンドプロデュース・サウンドディレクション等を行った、ゲームタイトルの中で、実際に使用した音源、また、企画の段階にプレゼン用として作られた、デモ音源などを、氏の所有する膨大なマスターライブラリーの中からセレクトし、当時の制作秘話や、制作現場での様々な逸話などを織り交ぜ、紹介していこうという試みです。当の本人は、終活とか遺言とか言っておりましたが、まあ、それはそれとして、レトロゲームの音源と、その開発にまつわるお話は、私たち「あきばっぱら末広本舗チャンネル」の、スタッフも、とても楽しみにしていますし、子供の頃、実際に遊んだゲームの曲もあるので、毎回楽しみにしています。それでは、『黒子の音源』第3話をお楽しみ下さい。なお、以下は、動画の中に記載されたテキストをそのまま抽出したものです。『黒子の音源』シリーズ第三弾は、SFCサッカーゲーム 『Jリーグエキサイトステージ'95』 用に製作した「ジェフ市原」のデモ音源をご紹介いたします。この曲、製品版では音色を全部入れ替えました。主旋のディストーション系ギターの音色は、ウチで作ったトランペットの音色に、また、バッキングのシンセブラスも、管楽器系の音色に差し替え、SFC用に最終調整しました。で、サンプリング時にエコー等のエフェクトをかけると、しょぼい音になってしまう(容量もめっちゃ食う!)為、疑似ディレイやユニゾン2音でのピッチずらし、発音開始位置を微妙に変えるなどで音に厚みを持たせる工夫をし、容量不足と格闘していたわけです。wまあ、今の時代には必要のない技ですが、当時は、曲を作るだけではなく、そういったマニアックな作業もできないと、いっぱしの職人にはなれなかったんですね。サウンド制作は、湯浅と私の弟子、今は亡き甲斐君、そして、静岡の制作スタッフ「平沢君&福島君コンビ」の4名で行いました。また、サウンドドライバーやゲームに使用したボイス・効果音等も、全て私たちが制作・プロデュースさせていただきました。ちなみに、得点時の「ゴーーーーーーール!」の声は、私、湯浅が叫んだモノでございます。(笑)

http://www.nicovideo.jp/watch/so34522160