800以上の古代磁器、北京故宮博物院で展示

800以上の古代磁器、北京故宮博物院で展示

15日に北京の故宮博物院で開幕された龍泉青磁の展覧会には、800以上の磁器が出品され、玲瓏たる美しさで来場者を驚かせている。  今回の展覧会に出展された合計833件の龍泉青磁は宋(960-1279)、元(1271-1368)、明(1368-1644)の時代に製作された磁器とされ、当時の中国と他国との間の文化交流と相互学習を反映している。  青磁は天然の釉薬の鉄の成分が、高温還元により青緑系統の色を呈した磁器である。浙江南西部にある龍泉県および近隣地域では、北宋時代(960-1127)より既に青磁の製作が始まり、南宋(1127-1279)と元代に至って質量ともに最盛期を迎えた。  龍泉窯青磁は中国浙江省龍泉県からその名を得ており、明代朝廷が外国へ賞賜した重要な産物である。アジアやアフリカ、欧州地域の古跡や宮廷収蔵品の中に、今もなお龍泉磁器を見ることができ、各地がその模造を通して磁器産業を確立する原動力ともなった。龍泉青磁の美しさは、世界公認の美であると言える。

http://www.nicovideo.jp/watch/so35414649